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伊藤 彰*; 小原 建治郎; 多田 栄介; 森田 洋右; 八木 敏明; 飯田 和久*; 佐藤 大*
JAERI-Tech 97-065, 62 Pages, 1997/12
核融合実験炉(ITER)の炉内機器遠隔保守装置に使用される電気コネクタには、10R/hの線環境下で、積算線量10以上の耐放射線性が要求される。また、保守装置の保守時には遠隔着脱性も併せて要求される。そのため、ITERの炉内遠隔保守装置への適用を目的に、現在までの数年間にわたり、耐放射線性及び遠隔着脱性を有するコネクタの開発を実施してきた。遠隔着脱性については、最新型コネクタを使用した着脱試験結果から構造の成立性が確認でき、満足いく成果を得ることができた。耐放射線性に関しては、絶縁抵抗及び接触抵抗の変化が認められ、その対策が今後の課題である。本報告書では、遠隔着脱性が確認された最新型コネクタの構造と遠隔着脱試験結果、及び現在までの開発経過と継続中の線照射試験結果について報告する。
佐野 雄一; 三浦 幸一; 新井 健太郎*; 青瀬 晋一; 富樫 昭夫
PNC TN8410 95-060, 86 Pages, 1995/04
リサイクル機器試験施設(RETF)への設置が予定されているインラインフォトメータについて、RETFへの設置場所及び設置方法、また試作機の設計・製作(センサーヘッド、光ファイバ、接続コネクタ及び気泡除去システム)及びこれを用いたコールド試験とその結果について検討を進めた。フォトメータ光伝送システム(センサーヘッド、光ファイバ及び接続コネクタ)の設計は設置場所及び設置方法に関する検討を受けて行われ、これらをもとに最大光量伝送効率が得られる光伝送システムの試作機を製作した。また、製作したフォトメータ光伝送システムに関する性能評価コールド試験を、インライン測定精度、光ファイバの接続による影響及び溶液中の気泡による影響の3つの観点から行った。その結果、本システムによりNd3+(モル吸光係数=6.91l/cm・mol(575nm))を測定誤差平均0.24g(標準偏差0.12g)の精度で測定することが可能であることを、また、光ファイババンドル間での光ファイバのずれなどに起因すると思われる接続損失が生ずることをそれぞれ確認した。溶液中の気泡による影響については、気泡の影響を効果的に除去できる条件を明らかにし、さらに、2波長測定による濃度評価を用いることでその影響をより低減化できることを確認した。今後、本報によって明らかとなった検討事項を踏まえ、フォトメータ光伝送システムの改良を行い、ウランを用いたループ試験を通してより詳細な測定性能評価を進めていく予定である。
工藤 隆弘*; 水島 俊彦; 角田 恒巳; 中沢 利雄
DEI-91-136, p.59 - 68, 1991/12
原子力船「むつ」の核計装用同軸ケーブルの交換時期も検討するため、実装と同仕様のプレハブ型ケーブルを製作し、照射試験を前回行った。その結果、試験に供したプレハブケーブルは、~510R程度までの照射線量に耐えることが判った。さらに、今回、追加試験としてコネクタ部の照射試験を行った。その結果、プレハブケーブルの照射による劣化は、ケーブルよりもコネクタ部の寄与が支配的である。これにより、コネクタ部の重要性が確認できた。また、同ケーブルは、前回の照射試験で得られた値と同程度の照射線量まで耐えることが確認できた。
摺木 正二*; 角田 恒巳; 水島 俊彦; 中沢 利雄; 金沢 文一*
EIM-89-124, p.27 - 36, 1989/12
原子力船「むつ」実験航海に向けた各種機器の保守点検の一環として、核計装用同軸ケーブルの交換を実施するにあたり照射試験を実施した。同軸ケーブルは核計装中性子検出器に接続されるもので、予測される被曝線量もかなり高く、そのうえ微少な信号を扱う特殊性がある。この為主として電気的な特性面から評価を行った。その結果、試験に供したプレハブケーブルは、~510R程度まで使用に耐えることが判った。